体の傾きをジャイロセンサで測り、その方向に体を動かします。そして、体の重心を地面とボールのちょうど真上でキープするから倒れないのです。 この仕組みは、セイサク君、セイコちゃんで培った技術をさらに高度化したもの。
ちなみにジャイロセンサは自動車の横滑り防止装置にも使われています。
手をうごかしてもバランスが崩れないあたりにも、ぜひ注目してください。
ぶつかりそうでぶつからない 秘密はワイヤレスセンサネットワーク。
2つの発信機から出された超音波と赤外線を、頭の中の5つの超音波マイクと4つの赤外線センサが受信することで、それぞれの位置を「リアルタイム」に「正確」に把握しているんです。
超音波と赤外線、2つ必要なのは到着時間の差から現在地を測定するため。
雷の光と音の間の秒数を測ると雷との距離が分かる、あれと同じですね。
その把握した位置情報をおなかの中の通信モジュールでリアルタイムに制御システムに伝えます。
そしてそれぞれのメンバーが指示を受けることで私たちはぶつからずに動くことができるんです。
またそれ以外にも私たちにはコンデンサ、インダクタ、フィルタなど、たくさんのムラタの部品が入っています。あわせてムラタの製品サイトも見てくださいね。