スイゲンゼニタナゴの保全活動を行っています

2024/9/13

お知らせ

環境省からの正式な協力依頼を受け、2023年度から環境省と共に絶滅危惧種であるスイゲンゼニタナゴの保全活動を行っており、当社ビオトープにて域外保全を開始しています。

スイゲンゼニタナゴは、全長約5cmで日本に分布するタナゴの中で最も小型な淡水魚です。約1年で成熟し、寿命は約2年しかなく、淡水二枚貝(イシガイ等)のエラのみに産卵するという特徴をもっています。主に、岡山県の吉井川水系をはじめとする広島県の芦田川の一部地域にのみ分布し、平野部から山間部にかけて細い流れや河床湧水がある中小河川、石組護岸や土護岸で自然河床を持つ灌漑用水路の流れの緩やかなところ等に生息しています。

近年、このスイゲンゼニタナゴは様々な要因によって個体数が減少しています。このことから、国はスイゲンゼニタナゴを絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律(種の保存法)により国内希少野生動植物にも指定しており、早急な保全策が必要と言われています。(国内希少野生動植物種に指定されている魚類はわずか10種のみ)。当社のある瀬戸内市邑久町でも以前は多くのスイゲンゼニタナゴが生息していたことがわかっており、瀬戸内市の生態系再生を目指す当社ビオトープでも保全活動を行うことになりました。現在は、ビオトープ内の池で約20匹のスイゲンゼニタナゴを飼育中です。

本種を保全していくために、健全な生息域外個体群の創出と維持を人工的に行い、野生復帰につなげていくことを目標に、まずは当社ビオトープ内で自然繫殖による個体数の増加を図りながらスイゲンゼニタナゴ保全活動の推進を行ってまいります。

スイゲンゼニタナゴの保全活動