社員食堂・構内売店でのSDGs貢献活動について

2022/2/20

出雲村田の取り組み

弊社では、SDGsやESGを切り口に、ムラタが社会課題解決にどう貢献していくかについて、社内でも理解・共感を広める浸透活動を行っています。今回は、この一環として実施した、社員食堂や構内売店での活動をご紹介します。

【1】社員食堂での脱肉食イベント

2021年10月に、弊社本工場の社員食堂の運営を委託しているエームサービス様にご協力いただき、脱肉食イベントとして大豆ミートのメニューを提供していただきました。脱肉食イベントでは、346名の従業員が大豆ミートのメニューを食べましたが、食べた従業員からは、「肉に近く、言われなければ大豆だとわからなかった」「初めて大豆ミートを食べたけどおいしかった」などの感想が寄せられました。

~なぜ大豆ミートを食べると、温室効果ガスの削減に貢献できるの?~
大豆ミートを知っていますか?その名の通り大豆からできた植物由来の代替肉のことです。
地球温暖化の原因とされている二酸化炭素やメタンなどの温室効果ガス。実は、“畜産”によって排出される温室効果ガスは、全世界の乗り物から排出する温室効果ガス量に匹敵すると言われています。
また、大量の穀物と水を要し、畜産によって多くの資源が消費されています。例えば、水で考えてみると、牛肉100gあたりに必要な水の量は2,000ℓにものぼります。私たちが日々食べているお肉の一部を代替肉(大豆ミート等)にすることで、環境への負荷を減らすことができます!

 

【2】社員食堂での地産地商イベント

2022年1月に、弊社イワミ工場の社員食堂の運営を委託している至誠様にご協力いただき、イワミ工場がある大田市の地産地商メニューを提供していただきました。メニューは、大田市が水揚げ量日本一のあなごを使ったあなご丼で、使用する米、しょうゆも大田市内で生産されたものを使いました。当イベントでは、485名の従業員がこの地産地商メニューを食べました。

~今回の地産地消イベントでのフードマイレージ/CO2削減量を検証~
日本は島国でかつ食料自供率が低いため、食料の多くを輸入に頼っておりフードマイレージ(※)が高いです。輸送距離が長いほどCO2排出による環境汚染を加速させてしまいます。今回の地産地消イベントで、どのくらい環境負荷を低減できたか試算しました。

<輸入あなご(中国産) VS   地産地消あなご(大田産)の比較> 
フードマイレージは7分の1になりました!
CO2排出量は130分の1になりました!

※フードマイレージとは?
私たちが日々食べている物は生産地から何らかの輸送方法によって運ばれてきます。その供給構造を数字にあらわしたものがフードマイレージ(食糧輸送距離)です。
≪フードマイレージの計算方法≫ 食品の重さ(t) × 輸送距離(km) = フードマイレージ(t・km)
≪CO2排出量の計算方法≫ フードマイレージ(t・km) × 排出係数(g/t・km)=CO2排出量(g)
※輸送手段の大きさや性能などにより排出係数は異なります。船…40 トラック…170  飛行機…1500 等

 

【3】構内売店でのサステナブルな商品の販売

2021年11月・2022年2月には、弊社構内売店の運営を委託しているムラタ栄興と協力し、サステナブル認証マーク(※)のついた商品、および障がいのある方の就労・自立支援をされている事業者が製造されたパン・焼き菓子を従業員向けに紹介・販売しました。売店に特設コーナーを設置して販売し、完売した商品もありました。

今回売店で取り扱った認証マークは以下のもの(一例)です。

国際フェアトレードマーク

RSPOマーク

FSCマーク

バイオマスマーク

※サステナブル認証マークとは?
認証商品には認証ラベルが貼りつけられています。このラベルは商品やサービスがどのように環境負荷低減に資するか、またどのような背景を持っているかを教えてくれるマークや目じるしのことです。製品や包装などについており、環境負荷低減に資するモノやサービスを買いたいときに、参考になるマークです。

 

ムラタが会社として社会課題解決に取り組んでいくことはもちろんですが、それに加え、上記の活動等を通して従業員一人ひとりが社会課題解決のためにできることを日頃から意識し行動することを目指しています。