小松村田の技術

市場の現状と今後

急速に拡大する無線通信の世界。
ますます高まるモジュールへの期待。

モバイル、自動車、IoTをターゲットに

小松村田製作所がターゲットとする市場は
①スマホなどのモバイル市場
②自動運転を視野に急速に電子化が進む自動車市場
③あらゆるモノがインターネットでつながるIoT分野
です。
これらの未来に向けたキーとなるのが無線通信。高速で大量のデータを、数多くの相手と正確にやり取りできる無線通信技術へのニーズは世界中でますます高まっています。

2020年、5G(第5世代移動通信システム)の時代へ

移動通信システムは、1980年代に第1世代(1G)となるアナログ携帯電話が登場。その後90年代半ばに第2世代(2G)のデジタル方式へと移行し、一気に普及を遂げました。2000年に入るとインターネットにつながり動画も受送信できる第3世代(3G)、2010年になると第4世代(4G)へと発展し、スマホ隆盛の今日を迎えました。そして2020年(一部2019年より)には第5世代(5G)のサービス開始が予定されるなど、その進化はとどまるところを知りません。
携帯電話の登場から30年あまり。移動通信は今や世界のあらゆる国々の生活や産業にとって欠かすことのできない「インフラ」となっています。

500億台のデバイスがネットにつながる

5Gのキーワードは「超高速」「超低遅延」「多数同時接続」。4Gの100倍となる10Gbpsという超高速で、タイムラグ(遅延)を感じることなく、多数の機器に無線で同時に接続できる。家電やソーラーパネル、住宅設備や自動車、工場においては生産装置や設備など、あらゆるモノが無線でネットとつながり、手元のスマホを介して操作ができる。医療ではロボットによる遠隔手術も可能となる、そんな世界が実現しようとしています。
ある試算によれば、5Gの時代にはネットにつながるデバイス数は全世界で500.億台を超えると言われています。それら端末と、端末に信号を送る基地局(ゲートウェイ)が、今後当社がアプローチして行くターゲットとなります。