ムラタのセンシング設計技術の強みは、材料設計・構造設計・電子回路設計・ソフトウェア設計までを自社内で一貫して最適化できる総合力にあります。
温度センサ(NTCサーミスタ)設計技術の強み
強みは、積層セラミックコンデンサの開発で培った豊富な知見を基盤にしている点にあります。半導体セラミック材料の調合や組成制御、さらに焼成プロファイルの最適化を自社一貫で行うことで、多彩かつ高品質な材料設計を実現しています。これに加え、高度な生産技術を融合することで、用途や要求特性に応じた最適な温度センサを提供し、温度検出の高感度化・信頼性向上を実現しています。結果として、多彩な製品ラインアップを有し、幅広い市場ニーズに応える温度センサ設計技術として高く評価されています。
さらに車載・産業・医療など幅広い分野の機器における温度検知精度を高めるため、豊富な実験データと独自のシミュレーション技術に基づいた最適実装位置ソリューションを提供しています。MOSFETや電子基板を用いた詳細な温度分布測定と、CAEソフト「Femtet」による熱解析検証から導き出しています。
MOSFETの温度分布測定
MEMSセンサ設計技術の強み
強みは、微細加工技術と高度な信号処理技術の融合にあります。特に、1~2μmレベルの高精度な微細構造体形成を可能にする微細加工技術により、小型で高感度かつ高性能な素子を実現しています。この高精度微細構造体を業界トップレベルのセンサとして機能させるため、周囲温度変化や外部応力による特性のばらつきやノイズを抑制する高度な信号処理技術を巧みに組み合わせています。さらに、自動車や産業機器・社会インフラといった過酷な環境下でも安定した性能を維持するために、温度や外部応力に起因する特性変動やノイズを最小限に抑える堅牢なロバスト設計を採用しています。これにより、ムラタのMEMSセンサは多様な用途で高信頼性かつ高精度の計測を提供し、市場での競争優位性を確立しています。
このような一貫して最適化する総合力がセンシング設計技術の核となっています。
MEMSセンサの温度特性の安定性