環境とムラタ

生物多様性の保全

ムラタでは、緑を深く愛した創業者のもと、1988年に「ムラタの緑化方針」を制定し、事業活動と生物多様性の関わりを考え、生態系の保全や再生活動に力を入れてきました。

また、敷地内だけでなく、事業所近隣の里山にて「ムラタの森」と題した里山保全活動にも取り組んでいます。

生物多様性保全への取り組み

緑化活動の推進

地域に生息する生物

ムラタでは、工場立地法の順守や景観の配慮だけでなく、地域のエコロジカルネットワークの保全・形成を意識した緑化活動を展開しています。

  • 1.

    樹木の植栽においては、地域に生息する野鳥を調べ、その野鳥の好む実のなる樹木を積極的に植栽しています。

  • 2.

    緑化活動で生じる雑草を堆肥化し土壌改良に再利用するとともに、剪定枝をチップ化しカブトムシなどの昆虫類の生育環境づくりなどに利用しています。

  • 3.

    生態系保全の障害となる除草剤の使用を控えるとともに、殺虫・殺菌材などの化学物質もなるべく使用しない配慮をしています。

  • 4.

    ビオトープをつくり、もともとその地域に生息していた生物の保全や、復元・再生活動を行い、従業員や地域の児童の生態系学習の場として活用しています。

  • 5.

    絶滅危惧種に登録されている植物の保全として、コモウセンゴケ、サギソウ、バイカモなどの保全・再生活動に行っています。

  • 6.

    敷地および敷地周辺にあるセイタカアワダチソウ、オオキンケイギク、セイヨウタンポポなど、生態系を脅かす外来種の拡散抑止、駆除を行っています。

福井村田製作所のサギソウ
岡山村田製作所のビオトープ

「ムラタの森」活動の推進

生物多様性保全の施策として、里山保全の重要性が言われております。ムラタでは、国内数ヶ所で「ムラタの森」と題した里山保全活動に取り組んでいます。

たとえば、京都府亀岡市神前区の里山では、月に1度のペースで地元住民の方々のご支援をいただきながら、当社従業員、家族ボランティアによる間伐や下草刈りなどを進めております。

この活動を通じて従業員・家族が心身ともにリフレッシュできる場となることも目的としています。

間伐
間伐材を利用したベンチづくり