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2021年度入社式社長挨拶要旨

2021/04/01

株式会社村田製作所
代表取締役社長 中島 規巨

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皆さん、入社おめでとうございます。
新型コロナウイルスの感染予防策が継続して必要な状況にありますが、若々しく希望に満ちた新入社員のみなさんを迎えることができ、大変うれしく思います。今後も研修や工場実習、仕事を通じてたくさんの仲間と出会う機会があります。このような時だからこそ、一つ一つの出会いを大切にし、互いに連携を深めていってほしいと思います。

ワクチンの接種が進んでいるものの、新型コロナウイルスの感染拡大による不透明な経済状況が続いており、電子部品業界でも需要の変動が見通しにくい状況にあります。一方で、5Gなどの通信の高速化やリモートコミュニケーションを背景とした新たなニーズは拡大しており、グローバルの社会インフラを支える村田製作所への期待はさらに高まるとともに多様化しています。変化の激しい市場環境をよく理解し、お客さまニーズの先読みを行い、我々自身がいち早く対応することで社会の発展に貢献していきましょう。

新社会人としての一歩を踏み出される皆さんには、次の三つの取り組み姿勢を意識してもらいたいと思います。
一つ目は、ムラタの経営理念を理解し、共感してもらうことです。早い段階で、自分の仕事がどのような形で経営理念につながり、貢献できているのかということを意識してもらい、仕事の価値や目的を見つけられるようになってほしいと思います。
二つ目は、多くの人と連携する力を磨くということです。モノづくりはさまざまな部署が協力することで最終製品が出来上がるように、どんな仕事もひとりで成し遂げることはできません。他人や他部署のことを理解し、尊重し、信頼することで相互の信頼関係を築いてください。
三つ目は、自分自身のキャリアを自ら考え、自らの成長のために学習し、チャレンジしていくことです。今後、どのように成長してどんな人材になりたいのか、を常に考えながら、さまざまな経験を通じて、自ら学び、果敢にチャレンジしてもらいたく思います。

既存の考えにとらわれないアイデアを生み出せるのは、「若者」である皆さんの強みです。村田製作所は変化の激しいエレクトロニクス分野において、困難な状況でも成長につなげるDNAと苦難を乗り越えてきた歴史があります。新入社員の皆さんには、積極的にムラタのDNAを感じ取り、皆さん一人一人が持つ大きな可能性と融合させていくことで、自身の成長と会社の発展につなげてくれることを期待しています。

ムラタについて

村田製作所はセラミックスをベースとした電子部品の開発・生産・販売を行っている世界的な総合電子部品メーカーです。独自に開発、蓄積している材料開発、プロセス開発、商品設計、生産技術、それらをサポートするソフトウェアや分析・評価などの技術基盤で独創的な製品を創出し、エレクトロニクス社会の発展に貢献していきます。

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