創業者は陶磁器工場を営んでいた父から「他人がつくったものをそのまま真似すると、皆が損をする」という教えを受け、独自の製品開発の重要性を認識しました。
1940年代にはセラミックスに電気的機能を付与する研究を開始。
そして、1960年代には、高価な貴金属パラジウムの代わりに安価なニッケルを使用した積層セラミックコンデンサ(MLCC)を開発し、1980年代に世界で初めて安定的に大量生産することに成功しました。
これにより、コンデンサの生産コストを大幅に削減すると同時に、用途を拡大し、お客様のニーズに応える製品の提供を実現しました。
特にムラタは2000年代に、小型化と高周波への対応を必要とする市場の拡大を先読みし、当時は過剰なスペックとも言われた革新的な技術開発に取り組みました。
その結果、半導体製造に使用されていたフォトリソグラフィー技術を独自の視点でフィルムタイプインダクタに応用し、卓越した小型化と高い生産性の両立を成功させました。
この技術革新は、電子機器の小型化・高機能化を支え、現在も数多くの機器の性能向上と基板や筐体内の省スペース化に貢献しています。