インダクタ・EMIフィルタ

主な製品

インダクタ/EMI除去フィルタなど

インダクタ(コイル)

 

事業機会

  • 5Gの普及・拡大によるスマートフォンやIoT機器のインダクタの需要増と高性能化
  • 自動車の電動化、ADASや自動運転による電装化

強み

  • 豊富な製品ラインアップ、高いシェア
  • 独自のフィルム製法による小型・高Q
  • 安定した品質と供給力

リスク

  • 5G化や自動車の電動化などにより高まるインダクタ需要に対する安定供給

インダクタは、コンデンサ、抵抗器と並ぶ電子回路を構成する受動部品のひとつです。電源回路に使用されるパワーインダクタや、高周波回路に使用される高周波インダクタなどが代表的な製品です。

パワーインダクタは、DC-DCコンバータに求められる重要な性能である電力変換効率に深く関わっており、対象となるコンバータの性質により要求される性能が異なります。ムラタでは従来のフェライト巻線やフェライト積層といったプロセスに加え、2016年に完全子会社化した埼玉村田製作所(旧:東光株式会社)の持つメタルアロイプロセスを製品ラインアップに加えることで、小型・高性能化を実現するとともに、メタルアロイ技術の特長である大電流に対するバランスの取れた性能や、動作時の性能安定化を図っています。こうしたパワーインダクタの高性能化とムラタのモノづくり力の強みを活かし、通信市場のみならず、車載市場にも販路を広げながら事業領域を拡大させています。

高周波インダクタはスマートフォンの高周波回路用インダクタとして使用されています。ムラタ独自のフィルム工法を使用したシリーズは、他社にない小型で高Q(Quality factor)という特長が評価され、多くの高周波回路で採用されています。さらに、巻線工法による高周波インダクタも、大電流対応・高Qを活かして、高出力増幅器のチョークやマッチング用として採用されています。5Gはスマートフォンだけでなく、IoTなど新たなアプリケーションに利用されることにより市場が拡大することが期待され、高周波インダクタの使用量が拡大すると考えられます。一方、近年の自動車の電装化、そしてテレマティクスやV2Xといった高度な通信機能の追加により、高周波インダクタの市場が自動車の分野でも広がっています。ムラタでは小型・高性能を特長とした高周波インダクタに、自動車用途に対応する高信頼性ラインアップを加え充実させていきます。

ムラタのインダクタは、ムラタが有する複数の工法・プロセスに支えられており、先進的な材料開発、製品開発、プロセス開発と基盤技術(シミュレーション・信頼性評価・実装技術・アプリケーション)の融合により、さらに革新的な技術の確立を目指します。5Gと車載を重点市場とし、ターゲットを明確にして戦略的に取り組んでいきます。