環境とムラタ

環境マネジメント

ムラタは、2009年度に国内全事業所および海外全生産拠点において、環境マネジメントシステムに基づく環境経営の枠組み統合を完了しました。各拠点では、事業活動が環境に及ぼすリスクや機会を把握し、それらを自拠点の計画や対策に反映させ、継続的な改善活動を行っています。また、環境経営に関わる情報を共有することで、効率的かつ実効性の高い環境活動の推進とガバナンスの強化を目指しています。

村田製作所グループ EHS防災方針

村田製作所グループは、ムラタで働くすべての人々が、会社の経営理念である社是の実践行動の一つとして、環境(E)、健康・安全(H・S)、防災の取り組みを推進します。

  1. 法規制並びに関連する団体等と同意した事項を順守します。
  2. 村田製作所グループの企業活動を通じて次に掲げることに取り組みます。
    1. 持続可能な地球環境の実現
      • 持続可能な地球に貢献する製品やサービスを様々なステークホルダーと共創して社会に広げていきます
      • ライフサイクル(調達・生産から物流・使用・廃棄)を通して環境負荷を配慮したモノづくりを行います
      • エネルギーの効率的な利用や再生可能エネルギーの使用拡大に取り組みます
      • バリューチェーン全体で温室効果ガス排出量を抑制し、脱炭素社会の実現に貢献します
      • 天然資源の効率的な利用や廃棄物の削減および循環利用の取り組みを推進します
      • 化学物質の使用低減や適正管理により、環境汚染の防止に努めます
      • 水資源と森林の保全、緑化活動によって、地域の生物多様性を守ります
    2. 安全・安心な職場と従業員の健康づくり
      • 安心して仕事に専念できる職場環境をつくります
      • 安全行動を奨励する風土を醸成します
      • 一人ひとりが自身のことを健康だと実感できる状態を目指します
  3. EHS防災マネジメントシステムを構築し、継続的改善に努めます。
  4. 積極的に教育や研修などの学びの場を提供します。
    その機会を通して、一人ひとりが広く社会に目を向け、EHS防災分野の意識向上に努めます。
  5. この方針は、社内外に公表します。

株式会社村田製作所
代表取締役社長中島 規巨

  • ※この方針は取締役会で定期的に監督を受けています。

環境経営推進体制

設計段階から環境負荷を低減する体制づくり

ムラタでは、代表取締役社長をグループ全体のCSRマネジメントの統括責任者に置き、その指揮のもと、サステナビリティ推進部が事業所の環境活動を横断的に支援・推進しています。また、CSR統括委員会の下部委員会として、常務執行役員を委員長とする環境委員会、代表取締役副社長を委員長とする気候変動対策委員会を設置しています。

環境委員会では、顧客要求や社会動向の変化から取り組むべき環境課題(資源循環や生物多様性など)を審議・決定し、これに関わる方針や中長期的な取り組みを事業活動を通じて推進しています。気候変動対策委員会ではGHG削減や再エネ導入などの気候変動対策を推進しています。各委員会で議論された事案は、CSR統括委員会へ報告・審議された後、取締役会の監督を受けています。

<ムラタの環境活動詳細>

Link: 脱炭素社会の実現
Link: 循環型社会の実現
Link: 水資源管理
Link: 環境汚染防止
Link: 化学物質管理
Link: 生物多様性の保全

環境経営推進体制

Link: コーポレート・ガバナンス体制

環境マネジメントシステム

ムラタでは、ISO14001要求事項に基づき、環境マネジメントシステムを構築し、国内外のすべてのグループで一貫したPDCAサイクルを回しています。
このマネジメントシステムでは、グループ全体で掲げる「EHS防災方針」をもとに、社会的課題やステークホルダーの要求事項を捉えた目標を設定して継続的な改善を推進しています。

また、マネジメントシステムを運営・推進する上で、生産・開発拠点の担当者同士のネットワーク構築を重要視しています。定期的に担当者会議を開催し情報交換を行うことで、目標達成にむけた推進体制の一層の強化を図っています。

マネジメントシステムのイメージ画像

ISO14001認証取得状況

国内外グループ会社の環境マネジメントシステムを統合

ムラタは、2025年4月末時点において、国内外の50サイトで、ISO14001認証を取得しています。
従来より、システム統合への取り組みを進めており、2007年3月には国内グループでマルチサイト認証を取得、2010年3月には国内外すべての生産拠点および国内非生産拠点での統合を完了しました。これにより、設計・開発から生産、物流、販売まで一貫した環境マネジメントを実践し、改善事例を他の拠点に応用展開することで、グループ全体の環境パフォーマンスの向上につなげています。

また、2016年からは環境と安全衛生のマネジメントシステムを統合したEHSマネジメントシステムの運用を開始し、より効率的かつ実効性の高い活動に取り組んでいます。

Link: ISO14001認証取得状況

環境教育と啓発

従業員の階層、業務内容に応じた環境教育

ムラタでは、従業員の環境意識向上を目的に、全従業員を対象とした環境教育を実施しています。
さらに、排水・排ガス装置など環境に影響を及ぼす設備を扱う従業員には、適切な点検方法や効率的な稼働方法に関する個別教育を行い、環境負荷の最小化に努めています。
また、内部監査員の養成講座については、EHSマネジメントシステムへの統合に合わせてカリキュラムを刷新し、2020年度からはISO14001およびISO45001を統合した教育内容として、グループ全体に展開し、より効果的かつ実践的な人材育成を推進しています。

環境監査

3つの視点で問題点を是正

ムラタは、国内グループおよび海外生産拠点に対して3種類の環境内部監査を実施しています。監査の視点はそれぞれ異なり、幅広い視点で問題点を抽出し、改善を進めています。

ムラタの環境内部監査

  • 拠点内部監査
    日常業務における管理基準やルールの運用状況を確認し、不適合事項の発見および是正を行う自己完結型の監査です。年に1回、拠点ごとに内部監査チームを編成し、各種ルールの運用状況を確認します。また、監査レベルの向上と事業所間の情報交換を促進するために、事業所横断での監査員の交換制度も運用しています。
  • サステナビリティ推進部による拠点監査
    外部審査機関による審査を補完し、拠点内部監査では踏み込めない専門的なルールや基準への対応を確認するとともに、実際に各拠点に訪問し、改善提案を実施しています。
  • 監査等委員会による監査
    生産拠点のEHSマネジメントシステム構築とその運用が適切であるか、全体的整合性をもって遂行されているかを監査等委員会が調査・検証し、必要に応じて、改善にむけた意見を述べます。