上述(1)のとおり実施したアンケート及びインタビュー結果の分析・報告ならびにそれを参考に行った取締役会での議論より、当社の取締役会はその役割・責務に照らし、実効性をもって機能していると評価しております。
- 取締役会の員数・多様性等、構成、また議題選定は概ね適切である。
- 議長の適切な采配のもと、各メンバーがスキル、経験、知識を発揮し、自由闊達で建設的な議論や意見交換がなされている。
- 社外取締役は、積極的に専門的な見地から助言を提供し、効果的な質問を行っている。また、社内取締役との意思疎通も十分になされている。
- 取締役会事務局のサポートにより、適切な議題の設定や審議計画の策定、審議に必要な情報提供がなされており、議論の充実につながっている。
- 指名・報酬の各諮問委員会は実効的に機能しており、委員会間や取締役会との連携も着実に強化されている。
- 前回の実効性評価で課題と認識された点について、対処方法についての十分な議論、改善状況のモニタリングがなされ、実質的な改善が進んでいる。
その一方で、主に次の点については課題・問題意識があることや、ますますの改善が期待されており、今後も一層の取り組みをすべきであると認識いたしました。
- 当社の取締役会が目指す姿に関する、取締役間の共通認識の具体化・明確化
(執行と監督のバランス等)
- 大局的・戦略的な議論のより一層の醸成
- 報告内容の成熟化
- 社外取締役の当社に関する知識・理解の深化
- モニタリング機能の向上
- リスクの観点での議論の充実化、全社的リスク管理の推進
- 執行側での議論の充実化(経営会議等)
- 個別テーマの議論充実化
- 中核人材の多様性の確保
- 内部統制システムの運用状況