高専GCON2023に協賛、本選で企業賞を贈賞

2024/2/29

その他CSR活動

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2024年1月21日(日)日本経済新聞社東京本社ビル(東京都千代田区)において、高専GCON2023が開催されました。

本コンテストは、女子学生を中心としたチームで日頃行っている研究や学習が、SDGsの観点からさまざまな社会課題に対してどう貢献できるか考えることにより、未来の研究者・技術者としてさらなる成長を促すことを目的とします。

ムラタは経営理念として『文化の発展に貢献する』ことを掲げており、高専GCONの目指す『SDGsを中心としたさまざまな社会課題の解決』に共感し、今年度から協賛しています。今回は、ムラタのブース展示による会社説明を行い、高専生たちによるポスターセッションおよびプレゼンテーションへ参加しました。

本選出場12チームによる記念撮影
展示ブースの様子

本選には予選を勝ち抜いた12チーム(13高専)が参加し、学生の身近な問題や各地域の社会課題に対してSDGsの視点からアイディアを提案しました。そのユニークさとオリジナリティあふれるアイディアは、観客の心を動かし共感を呼び起こしていました。

中にはすでに特許取得や社会実装が行われているアイディアもあり、学生たちの真剣な取り組み姿勢が伺えました。

すべてのチームが切実な想いで社会課題解決へ取り組み、その実行力も備えていました。学生たちは日常生活や社会で起きていることをよく観察し、ときには当たり前のことに疑問を持ちながら、日々学んだ知識や技術も活かしながら挑戦していました。

学生たちは学内外の協力者と積極的に連携し、足りない知識や技術、リソースを獲得しながら目標を達成しており、このような姿勢からは高専生の巻き込み力と周囲からの期待が感じられます。

また、学生たちは仮説検証を徹底し、地道にプロジェクトを進めるだけでなく、社会実装も行う能力があることを高専GCONを通して示しました。

長野高専のチーム「たけの粉」に第1回村田製作所賞(企業賞)を贈賞しました。このチームは放置竹林における竹を活用し、浄水特性を利用した水質改善プロジェクトに取り組んでいます。この取り組みの中で、低コストかつ独自な評価手法を開発し、浄水効果を科学的に立証していました。課題設定や科学的管理を実践した開発手法に深い共感を覚えたことと、長岡京に多くの竹林があるという共通点が当賞の選定理由です。

村田製作所賞を受賞した長野高専のチーム「たけの粉」

村田製作所は、エレクトロニクス業界をリードするモノづくり企業として、未来の研究者・技術者を応援する取り組みへの積極的な支援を通じ、次世代の成長と発展に貢献し続けます 。