ステークホルダーエンゲージメント

具体例紹介

従業員との対話

自律分散型組織に対する理解度を高め、組織変革を目指す

ムラタでは、激化する環境変化の中でも変わらずに社是を実践して価値を提供し、成長を続けるために自律分散型の組織運営を目指しています。その実現のためには、従業員一人ひとりの行動変革が必要と考え、役員参加のパネルディスカッションを開催しました。そこでは、役員がそれぞれの組織や立場でどのように自律分散を実践していくか自身の経験や考えを従業員と共有し、意見交換を行いました。従業員からは「自律分散への自分なりの解釈や意見を持って行動することの重要性をあらためて感じた」「価値創造において、多様な意見を共有し合うことの有用性を体感した」といった声が挙がりました。組織変革の取り組みを従業員が共感し、納得感を持って実践できる組織風土を今後も醸成していきます。

自律分散パネルディスカッションの様子

株主様・投資家様との対話

建設的な対話を通じて株主様・投資家様と価値を共創する

ムラタでは、株主様・投資家様に当社の経営の考え方や経営状況などの理解を深めていただくために、さまざまなIR活動を実施しています。アナリスト・機関投資家の皆様とは、IR担当部門だけでなく、社長を含めた経営層も直接お話しする機会を増やし、年間700件以上の対話を行っています。また、個人投資家の皆様とは、株主総会などを通じて対話を行っています。対話で得られた貴重なご意見は、IR担当部門から取締役や執行役員、社内関係部門へ共有し、当社の経営戦略の策定や財務・ESG関連情報の開示拡充取り組みに反映しています。また、社内IR活動においてもご意見のフィードバックを行い、全従業員による価値共創に向けた取り組みへとつなげています。

  • 機関投資家様などのご意見を社内へフィードバックし、従業員が自社の課題を見つめ直すきっかけを提供する活動
インフォメーションミーティングの様子(2021年度実施)

地域社会の皆様との対話

地域社会の皆様とともに持続可能な社会を実現する

ムラタでは、持続可能な社会の実現に向けて、地域社会の皆様とのコミュニケーションを大切にし、さまざまな活動を行っています。出雲村田製作所(島根県)では、地元小学校へのSDGsに関する出前授業のほか、同小学校との取り組みとして、持続可能でより良い世界に向けた子どもたちの願いとSDGsの達成に向けた従業員の決意を込めた未来地図の共同作成や、互いの昼食の完食率を競いあう食品ロス削減チャレンジを行いました。このようにムラタは、企業として社会課題解決に取り組むのはもちろん、従業員一人ひとりが、地域社会の皆様とともに楽しみながら身近な問題に向き合い、どのような貢献ができるかを考え、行動に移すためのきっかけづくりを行っています。

未来地図共同作成の様子