2024年3月期の売上高見通しは、コンデンサがモビリティ向けで増加するものの、コネクティビティモジュールが事業ポートフォリオ見直しにより大きく減少することに加え、リチウムイオン二次電池がパワーツール向けで減少することを見込んでおります。その結果、為替変動の影響もあり、2023年3月期比4.0%減の1兆6,200億円を計画しております。利益見通しにつきましては、コストダウンや円安効果などの増益要因に対し、操業度損や製品価格の値下がりといった減益要因により、営業利益は2,700億円(2023年3月期比9.5%減)、税引前当期純利益は2,980億円(同1.6%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益は2,250億円(同7.7%減)と減益を計画しております。
設備投資は中期的視点に立ち、需要の拡大が期待できる製品の生産能力増強や生産棟の建設を中心に、全体で2,200億円を計画しております。
ROIC(税引前)につきましては、投下資本の増加を抑制するものの、営業利益が大きく減少することにより、2023年3月期比2.1ポイント減の12.3%になると見込んでおります。