株主・投資家との建設的な対話に関する方針

1. IRに対する基本的な考え方

当社では、「適時適切かつ公平な情報開示」「株主・投資家との建設的な対話を通じて長期的な信頼関係を構築する」「株主・投資家と共に企業価値向上を目指す」の3つをIR活動の基本方針としています。
また、当社では、IR活動は企業価値向上に向けて重要な取り組みであると捉えております。情報開示を行うことで株主・投資家の皆様との対話を促進し、対話によって自社の課題を見える化、そしてそれを経営に反映し、情報を開示していくサイクルを回すことで企業価値の最大化に努めております。

IRに対する基本的な考え方の図

2. 対話にかかる体制

当社では、財務戦略部にIR担当部門を設置しております。IR活動については、代表取締役副社長 管理本部 経営 DX 本部 法務・知財統括部担当 内部監査室 担当が統括しております。株主・投資家様との対話については、対話目的に応じて、代表取締役、取締役、執行役員、IR担当部門のいずれかが対応します。
また、建設的な対話を促進するために、IR担当部門は、経営戦略部門や各事業部門をはじめ、広報担当部門、サステナビリティ推進部門、総務部門等と連携を取りながら、必要な情報収集や情報発信を行っております。

3. 主なIR活動

活動 2024年度 実績 内容
決算説明会 4回 四半期決算ごとにアナリスト・機関投資家向けに開催。代表取締役社長およびIR担当役員が登壇し、決算内容を説明しております。
会社説明会 1回 アナリスト・機関投資家向けに中長期での事業機会や当社の経営戦略等を代表取締役社長が直接説明するイベント。社長のほかに財務担当役員(IR担当役員兼務)や事業の責任者も登壇しております。また2024年度は会社説明会の中において中期方針2027の経済価値、社会価値目標の開示と戦略の提示をしております。
ESG説明会 - アナリスト・機関投資家向けに当社のサステナビリティに関する取り組みを説明するイベント。なお2024年度は会社説明会において中期目標2027の説明の中で社会価値目標とその戦略及び取組を合わせて行っております。
アナリスト・機関投資家との個別面談 555件 オンライン形式を含めて随時実施しております。
機関投資家議決権行使担当者等との個別対話 12回 Shareholder Relations(シェアホルダーリレーションズ)の一環として定期的に実施しております。
個人投資家向け説明会 1回 オンライン形式を含めて個人投資家の皆様に向けて説明会を実施しております。
株主総会 1回 会社に関わる重要な事項を株主の皆様に報告し、決議していただくために開催しています。当社では毎年6月下旬に定時株主総会を開催しております。
株主様向け報告書 2回 株主の皆様に対して当社の業績や経営方針に関する情報をご提供するために年2回報告書を作成しております。
当社ウェブサイトでの情報発信 - 当社ウェブサイトにて、IR資料や統合報告書、決算説明会の動画といった株主・投資家の皆様に有用な情報を発信しています。また、フェアディスクロージャールールを踏まえ、決算関連資料は和文と英文を同時に開示しています。

4. 対話実績

対話実績(件数)のグラフ
  • ※集計期間は各年4/1~3/31
  • ※「マネジメント対応」は、代表取締役社長を含む執行役員以上が出席した対話実績を集計しております。

(件)

  2022年度 2023年度 2024年度
代表取締役社長 13 18 29
IR担当役員 23 26 26
その他の役員 7 14 3
  • ※1回のミーティングで複数役員が同席した場合、それぞれの役員で回数をカウントしております。
対話実績(延べ社数)のグラフ
  • ※集計期間は各年4/1~3/31
  • ※「マネジメント対応」は、代表取締役社長を含む執行役員以上が出席した対話実績を集計しております。

(社)

  2022年度 2023年度 2024年度
代表取締役社長 65 45 156
IR担当役員 169 113 64
その他の役員 16 29 17
  • ※1回のミーティングで複数役員が同席した場合、それぞれの役員で回数をカウントしております。

5.対話テーマと社内へのフィードバック実施状況

主な対話テーマ

業績関連
  • エンドマーケット別の需要見通し
  • 製品の価格動向
  • 従業員RS導入による企業価値向上
  • 業績予想の前提や考え方
経営戦略
  • 2030年の世界観、技術動向
  • 2030年に向けた成長戦略
  • 中期方針2027における前提や戦略
  • ポートフォリオマネジメント
  • M&Aの考え方
事業戦略
  • コンポーネント(1層目)の競争環境と成長戦略
  • デバイス・モジュール(2層目)の成長戦略
  • 低収益事業の立て直しの取り組み
  • 電池事業の黒字化への進捗
  • M&Aで獲得した技術の今後の展望
  • 新規事業(3層目)について
ESG・サステナビリティ
  • RE100達成時期の前倒し
  • 気候変動対策の取り組み(Scope目標の前倒し)
  • 製品を通じた環境貢献について
  • 女性活躍推進の取り組み
  • 人権に関する取り組み(労働人権、サプライチェーン上の人権)
  • 当社初の社外取締役による取締役会議長について
  • コーポレート・ガバナンスについて
財務戦略
  • キャピタルアロケーション方針(戦略投資の遂行状況等)
  • 海外市場における株式売り出し
  • 株主還元方針(自己株式取得の考え方含む)

社内へのフィードバック実施状況

株主・投資家の皆様からいただいたご意見・ご質問は、取締役会や経営会議での報告に加え、社内の関係部門にも幅広く共有し、経営やIR活動の改善に役立てております。

内容 頻度 対象
取締役会での報告 年1回 取締役
経営会議での報告
  • 年4回
  • 決算後
  • 代表取締役含む執行役員
  • 経営会議陪席者
IRレポートの発行(株価の動向、投資家等の関心や懸念、頻出の質疑などを報告。また年に一度活動報告書を発行) 年5回
  • 役員、取締役(社外含む)
  • 事業部長
  • 関係会社社長・関係会社経理部門
  • 関係部門
決算説明会議事録の発行 年4回
  • 取締役、役員
  • 全従業員
  • 関係部門との情報共有ミーティング
  • 経営戦略部との連携強化
四半期ごと 事業部および営業
IR報告会(社内IR)の実施
  • 四半期ごと
  • 不定期
  • 国内外関係会社経理機能
  • 機能主管部門、国内工場
その他(IR関連) 都度 株主構成、機関投資家等の株式保有動向、レーティング変更などについて、必要に応じて適時報告。

対話を踏まえて取り入れた事項

IR説明会の強化 投資家様のご要望を受け、以下のイベントを開催。
  • 当社の技術や新規事業の取り組みへの理解を深めていただくことを目的にみなとみらい  イノベーションセンターにて施設見学会及び技術説明会を実施。
キャピタルアロケーション方針の開示 中期方針2027の期間においての株主還元、投資方針の提示。株主還元方針の変更に伴う対話の実行。
資本市場との対話
  • マネジメント応対の拡充(前年度比約2倍)
  • 社内外の一致を目的とする中期方針の発信、税引後ROIC目標の提示
代表取締役社長と海外機関投資家とのスモールミーティングの回数増加 インフォメーションミーティング、決算発表後にセルサイドアナリストから社長に直接決算内容を説明する場としてスモールミーティングを複数回実施
個人投資家向けIRの強化 個人投資家向け説明会を開催
コーポレート・ガバナンス関連の開示
  • 取締役会や指名報酬諮問委員会での主な議論の内容の開示
  • 取締役のスキルマトリックスにおけるスキルの選定理由の開示
  • 株式保有ガイドラインの開示
その他(IR関連)
  • 統合報告書のHTML版発行、検索性向上
  • 一時費用の内訳を決算説明会資料の中に開示
  • 中期方針でのマテリアリティの更なる特定と明確化
    • (網羅的なマテリアリティで無く企業の社会価値向上の観点から集約)