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村田製作所と金沢大学藤生研究室が小学生の交通事故削減に向けてIoT技術を活用した共同実証実験を実施

2022/04/04

株式会社村田製作所
国立大学法人金沢大学

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株式会社村田製作所(本社:京都府長岡京市、代表取締役社長:中島 規巨、以下「村田製作所」)と国立大学法人金沢大学融合研究域融合科学系 交通防災まちづくり研究室(石川県金沢市、准教授:藤生 慎、以下「金沢大学藤生研究室」)は小学生の交通事故の削減に向けて、IoT技術を活用した共同実証実験を実施しました。

内閣府の令和3年版交通安全白書によると、平成23年から令和2年までの間の交通事故死者・重傷者数は、小学生で「歩行中」が最も多く、56.5%を占めています。「歩行中」の交通事故死者数は、小学校低学年で「通学など登下校」が多くなっており、小学生の登下校時における交通事故が問題となっています。

このような社会課題の解決に向けて、金沢大学藤生研究室の交通安全研究に関する実績と村田製作所が培ってきたIoT技術を活用し、共同で実証実験を実施しました。本実証実験では、見通しの悪い交差点で、児童に対して音声情報を提供することで、飛び出し抑制効果の有無を確認しました。

 

実験の概要

・期間:2022年2月~3月
・場所:金沢大学人間社会学域学校教育学類附属小学校近辺
・対象:金沢大学人間社会学域学校教育学類附属小学校の児童20人を対象に交差点部における音による一時停止効果の実証実験を実施
・使用機器:IoTデバイス 

 

 

 

実証実験の結果、音声情報の提供によって、児童の左右確認と一旦停止行動に一定の効果があることが確認できました。令和4年4月6日から始まる、春の交通安全運動期間中も、実証実験を継続していく予定です。

今後は、両者でさまざまな交通環境や音声パターンでの実証実験を実施し、児童の交通事故という社会課題解決に向けて共同で取り組んでいきます。


ムラタについて

村田製作所はセラミックスをベースとした電子部品の開発・生産・販売を行っている世界的な総合電子部品メーカーです。独自に開発、蓄積している材料開発、プロセス開発、商品設計、生産技術、それらをサポートするソフトウェアや分析・評価などの技術基盤で独創的な製品を創出し、エレクトロニクス社会の発展に貢献していきます。

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