ムラタの計測技術の強みは、製品仕様にある特性や形状を高精度かつ大量・高速に計測し、その結果を生産工程へ反映できることです。
ムラタの電子部品は、様々なサイズ・機能・特性を持っています。例えば、ピンセットで摘まめないような0.4mm × 0.2mmの超小型サイズであっても、1つの特性項目でも規格から外れれば、ユーザー回路の不具合につながります。このため、大量生産の製品であっても全数を測定し、特性や形状を保証する必要があります。
電気特性の保証には、pF(ピコファラド)レベルの超低容量やmΩレベルの超低抵抗を0.1%以下の精度で測定しつつ、1分間に1万個以上を搬送して全数選別できる自動計測技術が欠かせません。また、マルチチャンネルで計測器を運用する回路設計や高度な補正ソフトウェアを駆使し、生産ラインで発生するノイズを抑えながら安定的に高精度かつ高速な測定を実現しています。極小部品を1つずつ搬送して測定するための治工具には、自社内で培った精密加工技術を活用しています。
形状や寸法の保証には、外観検査が重要であり、独自の光学系設計やアルゴリズム設計および検査面を安定させて搬送できるハンドリング技術が活かされています。
さらに、計測データや不良モードはデータベースに蓄積され、不良品の除去だけでなく製品特性の変動傾向を前工程へフィードバックすることで、品質向上にもつなげています。
このように、高精度・高速な計測技術と情報活用の仕組みが、ムラタの製品品質と競争力を支える大きな柱となっています。
ムラタ独自の外観検査ソフトウェア