共通技術 シミュレーション技術

Simulation Technology icon
Simulation Technology icon

要約

  • 一般的なシミュレーション技術は、実際の現象やプロセスをコンピュータ上で仮想的に再現し、設計や製造、運用の最適化や問題解決を支援する技術です。
  • ムラタのシミュレーション技術は、電子部品の開発・製造・サービス提供における複雑な物理現象を数値解析することで、設計最適化や耐久性評価・製造工程の改善を通じて、開発効率と製品信頼性を高めています。
  • ムラタのシミュレーション技術の強みは、自社開発CAEソフト「Femtet」にあります。現場技術者が改善に関わることで、課題解決に即した高精度かつ迅速な解析を可能にしています。ムラタのシミュレーション技術は、1982年の自社ソフト開発を起点に進化を続けてきました。解析対象は磁場・熱・流体など幅広い分野に拡大し、直感的な操作性とAI活用を融合しています。現場の知見と最先端技術を組み合わせ、常に高度化を図っています。

ムラタのシミュレーション技術とは

技術解説

ムラタのシミュレーション技術とは、複雑な物理現象を数値モデルとして表現し、コンピュータ上で解析することで製品開発を加速させる技術です。具体的には、材料の微細構造から製品のマクロな性能までを対象に、有限要素法やマルチフィジックス解析などの多様な手法を用いています。

これにより、設計段階での形状最適化、耐久性評価、熱や振動の挙動予測などが可能となり、試作や実験に伴うコストや時間を削減できます。さらに、製造工程での成形や加工過程のシミュレーションも実施し、不良品の低減や生産効率の向上に寄与しています。

これらの技術は、材料開発・製品設計・生産技術まで幅広い領域で活用されており、製品の高性能化や信頼性向上に直結しています。今後も、最先端の解析手法や計算技術を取り入れつつ、現場の技術者と連携してシミュレーション技術の更なる高度化を推進していきます。

シミュレーション事例
シミュレーション事例

技術の強み

ムラタのシミュレーション技術の強みの象徴は、自社開発CAEソフト「Femtet」です。ムラタではシミュレーションをツールとして購入して使うだけでなく、自分達で作る事が出来る技術を有しています。

これにより、シミュレーション技術を広く深く理解した上で、設計段階から製造現場に至るまで、幅広い工程に対して迅速かつ高精度なシミュレーションを提供できます。また、現場の技術者や研究者が直接「Femtet」の改良に関わることで、実際の課題解決に即した機能追加や性能向上が可能となり、解析技術の進化を加速させています。

こうした自社開発CAEソフトを基盤にして、ムラタのエンジニアリングにおいて幅広い現場の知見やノウハウを活かした高精度なシミュレーション技術を実現している点が、ムラタの大きな強みです。

Femtetの解析機能

技術の進化

ムラタのシミュレーション技術は自社開発CAEソフト「Femtet」の発展とともに、現場の知見と最新の解析手法を融合させながら進化を遂げてきました。

1982年、時計用振動子の振動と周波数の関係をシミュレーションで導くプログラムを自社開発したのが「Femtet」のスタートです。圧電製品向けの解析や基地局用フィルタ向けの電磁波解析の開発を皮切りに、自社内のさまざまな部門からのニーズに応える形で、解析分野は磁場・熱・応力・流体・音波など多岐にわたる領域へと広がりました。直感的操作性の追求により、エンジニアの利便性も飛躍的に向上しています。近年は、AIなど最新技術を取り込みながら、より高度で幅広いモノづくりシミュレーションを推進し、新たなモノづくり技術の創出に貢献していきます。

シミュレーション技術の進化
シミュレーション技術の進化

本技術の応用例

本技術は、研究開発から量産段階にあるムラタの製品とその製造に適用されています。

Link: FEM解析で村田製作所の製品開発を支え続ける自社開発CAEソフトFemtet―40年にわたる歩み(echorbの事例)別ウィンドウで開く

シミュレーション技術の実用例 ~製品紹介~

ムラタの技術