ムラタの通信部品設計技術は、当初のRF製品・アンテナ製品の供給から始まり、その後通信モジュールの一体設計へと領域を広げてきました。Wi-FiTMおよびBluetooth®対応モジュールを開発し、スマートフォンやウェアラブルデバイスなどの小型機器への搭載を実現するために、狭ピッチ実装技術や両面加工技術の精度を向上させ、パッケージ化工法を磨いてきました。次いで、IoT需要の高まりに応えて、LPWA(Low Power Wide Area)やセルラー通信に対応したモジュールを追加し、省電力・長距離通信技術を強化しました。
近年では、データ伝送の大容量化が進み、ミリ波対応機器の需要が増加しています。ミリ波帯域は波長が極めて短く、従来のマイクロ波帯の考え方が適用できないため、シミュレーション技術や評価技術を向上させ、新たな知見とノウハウを蓄積しながら技術の進化に対応しています。
今後は、さらなる小型化技術や性能の最適化を追求しつつ、より多様化する無線通信ニーズに備えていきます。通信接続性を向上させるソフトウェア・認証技術の開発や、取得したDigital ET(Envelope Tracking)技術やXBAR技術の効果的な活用を進め、5G/6Gがもたらす新たな無線通信社会への貢献を目指していきます。
進化する通信仕様に対応する通信部品設計の基盤技術の開発