ムラタのめっき技術は、主に電子部品の特性を引き出すために用いられています。対象の電子部品は、誘電体や磁性体・半導体などの機能性セラミックスや金属・樹脂などの様々な基材で構成されており、中には難めっき基材も存在します。これらの基材の組み合わせや形状・寸法の違いによって電子部品は数多くの種類があります。これらに対応するため、「プロセス設計技術」と「プロセス管理技術」、そのすり合わせを追求しています。
- プロセス設計技術:数多くの種類の対象製品にめっき処理するには、使用する材料や副資材・設備・工法・処理方法・処理条件などを対象製品ごとに最適化し、必要に応じて新技術や新工法を開発し、それら複数要素を組み合わせてめっきプロセスを設計しています。
- プロセス管理技術:めっき処理は、使用する材料や副資材・設備などを連続使用しながら、必要な部位に求める性能のめっき皮膜を管理すべき範囲に制御して成膜する科学的管理が不可欠です。例えば、めっき液の組成変動・不純物蓄積・pH変動などを監視・調整するとともに、これらを計測する機器の精度維持(校正)も行います。
こうした体系的な設計・管理が、高品質・高信頼性な電子部品の製造の基盤を築いています。