ムラタの薄膜・微細加工技術は、圧電体・誘電体・半導体などの機能性材料が持つ本来の特性を最大限に引き出すため、電子部品内部の微細構造をナノ単位の加工精度で制御する技術です。
この技術は、材料の「成膜技術」と微細構造の「加工技術」という2つの柱から成り立っています。
成膜技術:真空蒸着・スパッタリング・CVDなどを用途に応じて選択・組み合わせ、均一性・密着性・結晶性に優れた薄膜を構築します。この高度な成膜制御により、圧電材料や半導体材料などが持つ固有の機能を最大限に発現させ、通信やセンシングといった用途で高い性能を実現しています。
加工技術:フォトリソグラフィ・エッチング・ウエハ接合・深掘り加工などを駆使し、サブミクロン単位の複雑な積層構造や立体構造を形成します。これにより、部品内部に高度な電極配置や立体的な機械構造を組み込み、小型化しながら性能を維持・向上させることが可能です。
さらに、これらの技術に加えて、自社開発の独自プロセスを組み合わせることで、他社では実現が難しい緻密な内部構造を実現し、電子部品の高性能化と小型化の両立に貢献しています。
ムラタの薄膜・微細加工技術