2022/12/26
京都錦市場商店街振興組合
株式会社村田製作所
京都錦市場商店街振興組合(京都府京都市、理事長:初田 信行、以下「錦市場商店街」)、株式会社村田製作所(本社:京都府長岡京市、代表取締役社長:中島 規巨、以下「村田製作所」)は、「京の台所」である京都錦市場におけるスマート商店街の取り組みを共同で実施します。この取り組みは「京都府地域商業活性化緊急支援事業費補助金」と「京都市商店街等キャッシュレス・DXチャレンジ支援事業補助金」を活用しています。
錦市場商店街と村田製作所は村田製作所のAIRSualを錦市場商店街の8カ所に設置し、両社で運用を行います。さらに、人流センサとデジタルサイネージを導入して、混雑度と換気を見える化することで来街者の利便性向上に向けたスマート商店街を目指します。人流センサは、指定範囲にいる人の移動方向や人数、平均滞留時間を検知することができ、人の流れや混雑している場所が分かります。画像はセンサ内部で処理され録画や保存はされないため、プライバシーが守られるよう配慮しています。
両社は2021年12月~2022年3月にかけてCO2濃度の見える化による新型コロナウイルス感染リスク低減に向けた実証実験を実施し、正確なCO2濃度の測定と適切な換気を行うことを実証しました。
人流センサ
AIRSualと人流センサで取得したCO2濃度や混雑度のデータはデジタルサイネージに表示し、さらに、イベント情報や食べ歩き禁止などの注意事項の表示も行います。デジタルサイネージは試験的に自立型のものを導入して効果を確かめた後、吊り下げ型のものを3カ所に設置予定です。
CO2濃度の可視化 混雑度の可視化
すでに錦市場商店街と村田製作所は取得したデータの活用方法や運用に向けて検討を始めており、今後はさらなるスマート商店街の実現に向けて、「京都ビッグデータ活用プラットフォーム
※」と連携し、来街者の利便性向上に努めてまいります。
※大学や研究機関、企業、観光連盟、DMO、行政等の多様なプレイヤーが参画する官民プラットフォーム。オープン/クローズデータを収集・活用し、ベンチャー企業等の新たなサービスやアライアンス創出の場を提供し、産業活性化を図るとともに、データ活用に基づく超快適スマート社会の創出を目指す。詳細は。
関連サイト
ムラタについて
村田製作所はセラミックスをベースとした電子部品の開発・生産・販売を行っている世界的な総合電子部品メーカーです。独自に開発、蓄積している材料開発、プロセス開発、商品設計、生産技術、それらをサポートするソフトウェアや分析・評価などの技術基盤で独創的な製品を創出し、エレクトロニクス社会の発展に貢献していきます。
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