アメリカ大陸のSTEM教育活動が育む次世代のイノベーター(後編)

3. 地域のイベントを通じてSTEM分野に関心を持ってもらう

Murata Electronics Americas, Inc. (以下「MEA」)は、Science from Scientists®と協働し、参加者の知的好奇心をかき立て、アイデアの探究を促す新たなSTEM体験プログラムを2024年から導入しています。

メレディス:「Science from Scientists®は非営利団体として、専門的に訓練を受けた科学者による実践的な体験を通じたSTEM教育プログラムを提供しています。私たちが協働で開発した新しいSTEM体験プログラムでは、LED電球と白熱電球の比較を通じて、『イノベーションとは何か』『なぜ、私たちはイノベーションを起こす必要があるのか』『持続可能な未来を支えるために、どのようなイノベーションを起こすことができるか』という疑問を促す内容となっています」

複数の地域に点在するMEAチームメンバーと共に、Atlanta Science Festival(アトランタ サイエンス フェスティバル)とCambridge Science Festival(ケンブリッジ サイエンス フェスティバル) という地域イベントにおいて、このSTEM体験プログラムを提供しました。

ジョージア州アトランタのMEA本社近くで、毎年2週間にわたり開催されるアトランタ サイエンス フェスティバルでは、世界水準の体験型学習の提供や、STEMに関連したキャリアの紹介が行われています。イベントの最終日には、あらゆる年齢層の参加者にSTEM分野に関心を持ってもらうために、100以上の体験型ブースが出展されます。

「アトランタ サイエンス フェスティバル」のブースの様子
白熱電球とLED電球を比較する体験展示

マサチューセッツ州ボストンのマサチューセッツ工科大学博物館で、毎年1週間にわたり開催されるケンブリッジ サイエンス フェスティバルでは、創意工夫、創造性、イノベーションをテーマとして、参加者向けのさまざまな体験学習、展示、ワークショップ、ツアー、講演が実施され、科学的探究の豊かさと発見がもたらす楽しさを伝えています。MEAは、このフェスティバルでもSTEM体験を行う最終日(カーニバルと呼ばれます)に参加しています。

ケンブリッジ サイエンス フェスティバルでのムラタの体験ブース

メレディス:「どちらのイベントも、従業員が地域社会でSTEM教育に携わる機会を提供しました。STEMアンバサダーを務める30名近くの従業員の活躍によって、2,000人以上の大人や子どもたちと交流することができました」

参加者たちから寄せられた反応がとても好意的だったとメレディスさんは続けます。

メレディス:「体験型展示では、参加者が手回し発電機を回してLED電球と白熱電球の両方に電力を供給します。すると、ハンドルの重さの違いから、白熱電球の方が電力の供給に多くの力が必要であることを実際に体感し、LED電球の効率の良さを理解します。この体験は、LED電球が効率的であるため持続可能であるという話題へのきっかけとなり、社会におけるイノベーションの価値について考えを深める機会となります。また、ムラタが日々どのようにイノベーションを支えているかを紹介する素晴らしい機会でもあります」

4. 社会や地域に貢献する力の強化に向けて

MEAは今後も地域におけるSTEM活動を発展させ、その機会を増やしていくとメレディスさんは語ります。

メレディス:「私たちはイベントに参加するたびに新たな気づきを得て、それをもとに参加者とのつながりを深める方法を改善しています。また、参加者の皆さんがSTEM体験プログラムを通じてイノベーションへの関心を高め、問題解決に取り組む動機付けになることを願っています。」

メレディス:「地域におけるSTEM体験プログラムの提供は、ムラタが社会や地域に貢献する力を高めるための第一歩に過ぎません。今後は、より多くの従業員がSTEMアンバサダーとして参加できるよう活動を推進するとともに、学術機関や地域団体との連携方法についても検討していきたいと考えています。これからも、意欲あふれるMEAメンバーともに挑戦し続けていきます。」

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