ムラタの無機材料技術は、「誘電体」「圧電体」「半導体」「磁性体」などの多様なセラミック材料を扱い、自社技術によって高性能・高信頼性の電子部品を実現しています。
誘電体材料技術:高誘電率をもつチタン酸バリウム(BaTiO3)などを使用し、積層セラミックコンデンサの誘電層を構成します。この層はコンデンサの静電容量や耐圧特性を決定する重要な基幹材料です。
圧電体材料技術:圧力や振動を電気信号に変換、または電気信号を機械的振動に変換する機能を持ちます。ジルコン酸チタン酸鉛(PZT)などを用い、圧電特性・温度特性を用途に合わせて設計します。測距用超音波センサ、精密制御用マイクロアクチュエータなどに不可欠な機能を提供しています。
半導体材料技術:温度・電圧などの外部環境が変化することによって電気抵抗が変化します。物理信号を電気信号に変換します。半導体セラミックス(例:NTCサーミスタ用酸化物)は、材料の組成制御により、高精度に温度を測定できます。車載・産業・医療分野のセンシングや制御用途に広く使用されています。
磁性体材料技術:磁気特性を利用してエネルギー変換やノイズ抑制を行います。フェライト系磁性材料を中心に、透磁率・飽和磁束密度・損失特性を用途別に最適化しています。インダクタ・EMI除去フィルタなどで高効率な電力変換と高周波ノイズ低減を実現しています。
ムラタの無機材料技術の体系図