ムラタの人材

個と組織の好循環モデルの実現

基本的な考え方

<考え方>

好循環モデルの実現にはまず、ムラタの組織・人的資本の根底にある経営理念(社是)への理解・共感を促していくことがこれまでと変わらず重要です。さらに、今後より多様な個の力を生かして、侃々諤々の議論を行うことができる組織へと進化していくために、好事例を共有できる機会や、対話する場の創出、それを促進していくための仕組みや仕掛けを構築するなど、コミュニケーションの強化を図っていきます。これに加え、制度変革や環境整備も進めながら、好循環をイノベーションにつなげていくための文化・風土を醸成してまいります。

<重点取り組み>
  • 組織基盤の強化(各職場の自律性・進歩性・全体性強化)
  • 変化や違いを受け入れ活かす土壌
  • 安全・安心な職場と健康経営

人材マネジメントの基本的な考え方や主な取り組みについては、こちらのページもご参照ください。
Link: 人材マネジメント

組織基盤の強化(各職場の自律性・進歩性・全体性強化)

多様なキャリアパスの構築

事業環境を先読みし、「技術・モノづくりのムラタ」として競争力を高めるため、多様な資質を備えた人材を積極的に登用し、事業ポートフォリオに沿ってその人材が‟活きる”環境構築に取り組んでいます。具体的な取り組みとして、グローバルに基幹業務を担う総合職では、2019年度にマネジメント系以外でのキャリアを拡げる複線型キャリアパスを整備しています。加えて、製造や事務改善を中心に担う一般職においては、2023年度に製造系一般職社員が専門技能職へ転換できる制度の適用職種拡大や、事務系一般職社員が段階的に地域限定総合職へ転換できる新しい等級を設置し、キャリアパス拡充を進めています。従業員が在場や職種に縛られることなく中長期のキャリアパスを描くことができるよう、各組織・職場での対話と人事制度の両面から従業員の自律的キャリア形成を支援しています。

総合職
マネジメント系に加え、高い専門性や経験で事業貢献する人材を管理職として処遇

総合職の説明図

一般職
「一般職」として働き続けること、「総合職・専門技能職」に転換することを選択できる

一般職の説明図
<一般職社員の転換実績(国内)>
転換先 2023年度 2024年度 2025年度
専門技能職 253 284 300
地域限定総合職 370 113 143

社内共創を推進する“有識者紹介サービス”

“有識者紹介サービス”は、組織や部門の壁をこえた新たなInnovationの創出を促進するため、2024年4月から開始したサービスです。本サービスでは、コーディネーターと呼ばれる仲介者が、利用者が抱える困りごとを解決できる社内の有識者を探し出し、繋げています。近年、従業員数の増加やテレワークの進行などにより、“ナレッジ”や“ノウハウ”が個人または部門内に閉じられており、社内の全員で積み上げてきた知見が有効活用できないといった課題が発生していました。そこで、本サービスは個人や組織がもつナレッジを最大限に活かすための施策として、繋がるべき人と気軽に繋がり合える仕組みを作り、情報共有を促進することを目的としています。現在、本サービスは社内浸透の段階にありますが、この取り組みをきっかけに思いがけない部門や組織とのコラボレーションが生まれ始めています。また、多様な人々の繋がりによって、個人的関心や趣味が事業に役立つチャンスも広がっています。ムラタには、他にも多くの部門で“人”と“人”を繋ぐサービスやコミュニティが存在しています。これらは、それぞれ連携できる部分は連携しながら、社内共創文化の醸成に努めています。

有識者紹介サービス イメージ

変化や違いを受け入れ活かす土壌

M-DIPを通じたD,E&Iの推進

ムラタでは、変化や違いを受入れ活かす土壌づくりとして、D,E&Iを推進しております。推進取り組みのひとつとして、D,E&Iの風土を従業員起点で醸成するため、M-DIP(Murata Diversity & Inclusion Plaza)を設置し、組織/拠点横断で継続的な活動を行っています。2016年に村田製作所からスタートし、公募メンバーが入れ替わりながら7期まで活動を行っており、メンバーは総勢148名になります。7期からは国内関係会社からも参加し、さらなる多様な知見や能力、視点を取り入れ活動を広げています。オーナーを人事担当役員とし、経営との対話を通じ、運営に反映しています。
ムラタでは、重要経営課題のひとつとして、「多様性を活かしイノベーションにつなげる」を掲げています。そのため、M-DIPミッションとして、「異なる考えや発想をぶつけ認め合う職場を増やす」を掲げ、取り組みを推進しています。
毎年20名以上の公募メンバーが集まるのもムラタの強みのひとつです。

ワークショップのイメージ

オピニオンダイバーシティを活性化する取り組み

ある職場では、メンバーの関係性はよい一方で、異なる考え・反対意見をぶつけ合い認め合っている状態まで到達していないのではないかという考えから、議論の質を高めるため、『ぶつかり稽古』という活動を進めています。
具体的にはグラフィックレコーディング講座を実施し、議論の質を高めるための手法を学び、グループワークで、みんなが目指すイメージを共通認識できる状態にしています。その上で、『異なる考えや発想もぶつけ認め合っている』状態となるための議論ルール案を出し合い、ルールチェック表を作成し、その表を使って小チームでディベートを実施するなど、各職場に合ったさまざまな取り組みをしています。

安全・安心な職場と健康経営

ムラタは、ムラタの最上位の価値観であるCSとESの礎には、従業員の健康と安全・安心な職場があると考えています。

この礎を強固なものにすることで、人的資本の価値を高めていきます。Vision2030に基づき、「安全・安心な職場と健康経営」における2030年のありたい姿を「安全な職場で、従業員一人ひとりが自身のことを健康だと実感しながら、働けていること」としました。ムラタで働くすべての人が、「心」「体」「人と社会との関係」が調和された健康状態で、自然体の安全行動をしていること、職場環境においては、仕事に安心して専念でき、ヒヤリ・ハットが少ない状態であることを目指します。

Link: 安全・安心な職場と健康経営