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平成30年度科学技術分野の文部科学大臣表彰(開発部門)を受賞

2018/04/25

株式会社村田製作所
代表取締役会長兼社長 村田 恒夫  

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要旨

2018年4月10日、科学技術分野の文部科学大臣表彰受賞者が決定し、村田製作所から3名が「高周波信号伝送線路及び電子機器の開発」において、科学技術賞(開発部門)を受賞しました。

(参考)
 同賞は、科学技術に関する研究開発、理解増進等において顕著な成果を収めた者について、その功績を讃えることにより、科学技術に携わる者の意欲の向上を図り、我が国の科学技術水準の向上に寄与することを目的として設けられたものです。なかでも、開発部門は、我が国の社会経済、国民生活の発展向上等に寄与し、実際に利活用されている画期的な研究開発もしくは発明を行った者を対象としています。


受賞者

モジュール事業本部有機機能基板商品部 飯田汗人
事業インキュベーションセンターRFID事業推進部 齋藤陽一
事業インキュベーションセンター 加藤登



概要

スマートフォン等に用いられる高周波信号伝送線路及び電子機器に関する発明であり、村田製作所の新製品であるメトロサーク™に使用している技術です。積層型高周波伝送路のビア導体に対して、中心軸が重ならないよう、ずらして積層する形状を確立しました。携帯電話への湾曲敷設が可能となり、大幅な薄型化を実現し、同製品の飛躍的な売上拡大に貢献しました。


メトロサーク™について

メトロサーク™とは、回路基板内を3次元に自由に配線できる樹脂多層基板、およびその基板を用いた製品です。優れた高周波特性を持ち、薄型かつ自由な形状での回路設計が可能であり、新しい市場、新しい暮らしの創出に貢献することが期待されています。


ムラタについて

村田製作所はセラミックスをベースとした電子部品の開発・生産・販売を行っている世界的な総合電子部品メーカーです。独自に開発、蓄積している材料開発、プロセス開発、商品設計、生産技術、それらをサポートするソフトウェアや分析・評価などの技術基盤で独創的な製品を創出し、エレクトロニクス社会の発展に貢献していきます。

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