村田製作所の「ムラタ CPAP MX」が「2023年度グッドデザイン賞」を受賞～当社医療機器が2年連続での受賞～

2023/10/05

株式会社村田製作所
代表取締役社長　中島 規巨

_{本リリースに記載されている医療機器の情報は、村田製作所の経営情報の開示を目的とするものであり、医療機器の宣伝、広告を目的とするものではありません。}

株式会社村田製作所（以下、当社）の「ムラタ CPAP MX」が、2023年度グッドデザイン賞（主催：公益財団法人デザイン振興会）を受賞しました。当社は昨年度も「輸液コントローラ SEEVOL」でグッドデザイン賞を受賞しており、2年連続での受賞となります。

グッドデザイン賞は、製品、建築、ソフトウェア、システム、サービスなど、かたちのある無しにかかわらず、課題の解決や新たなテーマ発見を導くデザインを評価・顕彰するものです。
閉塞性睡眠時無呼吸症候群の主な治療法として、睡眠時に装着したマスクに空気を送り込むCPAP療法があります。従来、CPAP療法で使用する装置はサイズや重量の面で出張や旅行時に持ち運びが困難なものが多く、また、持ち運びが可能な装置は、据え置き型に比べて機能が限定されていることがあります。当社の「ムラタ CPAP MX」は、メインユニット（本体）とベースユニット（静音・加湿機能）の着脱が可能であり、出張や旅行時に持ち運びが簡便となっています。また、当社製通信モジュールの採用により、装置の小型化・薄型化を実現しています。こうしたユーザーの使いやすさにこだわった設計やデザインを取り入れた点が高く評価されました。

当社は今後も、新たな価値提供につながるイノベーションを推進し、業界をリードする革新的な製品や技術を提供して社会に貢献するとともに、企業価値の持続的向上を目指して前進していきます。

受賞製品

ムラタ CPAP MX

グッドデザイン賞審査委員による評価コメント

無呼吸症候群の人によってCPAP装置は睡眠時に必ず着用しなければならない治療器となっているが、出張や旅行先までその繊細で大きな機器を持って行くのは非常に面倒である。ただいつものような快眠をそのまま出先で求めたいのがユーザーの本音だろう。この装置は、その思いに応えるため設計され、モジュール機構を用いた、快適性と携帯性を備えた素晴らしい機器である。自社開発の電子部品を使用することにより大幅にコンパクトでスリム化が実現し、特筆すべきは薄さが実現していることが素晴らしい。外観デザインは凹凸のない精緻な美しさを持つボックスモジュール機器である。操作部もコントラストのある明瞭で端正にまとめられたグラフィックが美しく配置されている。医療機器とは思えない美しい外観を持ち、ベッドサイドに置いても違和感のないその佇まいも高く評価したい。

関連サイト

村田製作所とチェスト、アイ・エム・アイの3社が睡眠時無呼吸症候群の患者に向けたCPAP療法に関する協業を開始 | 村田製作所 (murata.com)