2022/03/25
株式会社村田製作所
代表取締役社長 中島 規巨
株式会社村田製作所(以下、「村田製作所」)の生産子会社、株式会社仙台村田製作所(宮城県仙台市、以下、「仙台村田製作所」)は4月1日より使用電力のすべてを再生可能エネルギーに転換します。村田製作所グループはRE100の実現に向け、グループ全体の事業活動における使用電力の再生可能エネルギー化に取り組んでいきます。
近年、温暖化による海面や気温の上昇、異常気象の発生などが大きな社会課題となっています。こうした社会課題の解決に向けて、各企業レベルで再生エネルギーの利用促進に取り組み、持続可能な社会の実現に取り組むことが重要となっています。
仙台村田製作所では、4月1日からの再生可能エネルギーへの切り替え後、電力供給網への負担軽減に貢献するため、2021年10月に株式会社金津村田製作所で採用したものと同様の蓄電池システムを2022年夏ごろに導入する予定です。気象条件や生産品目など、拠点ごとで大きく異なる操業状況におけるシステム稼働状況を分析・知見の蓄積を行い、各製造拠点で効果的に活用することができるシステム開発に取り組んでいきます。
2022年夏に導入予定の蓄電池システムの概要(予定)
所在地 |
宮城県仙台市泉区明通3丁目2-6 |
導入時期
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2022年夏ごろ
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発電電力の利用形態
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自社利用
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太陽光発電システム容量
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約600kW
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蓄電池容量
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約900kWh
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エネルギーマネジメントシステムの モニタリング項目
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生産計画、電力消費量、気象情報、発電予測
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仙台村田製作所
所在地 |
宮城県仙台市泉区明通3丁目2-6
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創業
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2021年7月1日
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資本金
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1億1,000万円
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代表者
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代表取締役社長 中山 能勝
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事業内容
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高周波部品(表面波フィルタ)の開発・設計・製造
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従業員数
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719人(2022年3月1日時点)
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今後も村田製作所グループは引き続き国内・海外拠点における再生可能エネルギーの利用促進を図り、気候変動対策に向けた取り組みを進めていきます。
村田製作所グループの社会価値に関わる経営目標
村田製作所グループはグローバルの社会課題解決に貢献するために、「気候変動対策の強化」をマテリアリティ(重要課題)として設定し、再生可能エネルギーの導入促進の取り組みを進めています。グループ全体の温室効果ガス削減の総量目標を実現する事業運営を行い、各事業所で省エネルギー化・再生可能エネルギーの利用を促進する投資を積極的に行っています。
関連情報
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RE100について
世界で影響力のある企業が事業で使用する電力の再生可能エネルギー100%化を目指す協働イニシアティブです。多様な分野から企業が参加するRE100の総収入は6兆6,000億米ドルを超え、さまざまな分野での活動を通じてクリーンな経済への移行を加速させるための強力なシグナルを政策立案者や投資家などに発信しています。RE100はThe Climate GroupがCDPとのパートナーシップのもとで主催し、We Mean Business連合の一部としても運営しています。日本では2017年より日本気候リーダーズ・パートナーシップ(JCLP)が、RE100の公式地域パートナーとして日本企業の参加と活動を支援しています。
ムラタについて
村田製作所はセラミックスをベースとした電子部品の開発・生産・販売を行っている世界的な総合電子部品メーカーです。独自に開発、蓄積している材料開発、プロセス開発、商品設計、生産技術、それらをサポートするソフトウェアや分析・評価などの技術基盤で独創的な製品を創出し、エレクトロニクス社会の発展に貢献していきます。
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