• CSR

  • 企業情報

村田製作所本社で蓄電池とAI制御による省エネシステムを導入―省エネルギー化により電力使用の削減に貢献―

2022/07/14

株式会社村田製作所
代表取締役社長 中島 規巨

NewsArticleTitle
株式会社村田製作所(以下「村田製作所」)は、2022年7月より本社(京都府長岡京市)に株式会社Mutron(以下「Mutron」)製AI省エネ制御と村田製作所製コンテナ型蓄電池を組み合わせた省エネルギーシステム(以下「本システム」)を導入しました。本システムは、2023年以降に生産拠点を含むグループ各拠点への導入を進め、電力供給網への供給負荷を軽減し、電力供給の安定化に貢献していきます。

                                                                          

昨今、日本国内では夏や冬の電力需要期において、電力需給の逼迫が大きな社会課題となっています。需給バランスを改善するためには、大規模な電力需要家である各企業レベルで電力使用の削減、エネルギー利用の効率化に取り組むことが重要となっています。

村田製作所本社に導入する本システムは、Mutron製AI省エネ制御と15年以上の期待寿命と高い安全性を持つ村田製作所製リチウムイオン電池「FORTELION」を採用したコンテナ型蓄電池を組み合わせたものです。今回新たに導入する蓄電池および村田製作所独自の蓄電池制御技術によって、より柔軟な省エネ制御を行うことができ、CO2削減効果の向上が期待できます。また、大容量蓄電池の導入により、BCP対応時には非常用電源として拠点機能を維持する役割も担います。本システムにより、2022年度の本社の省エネルギー化率は約20%を目指します。
本システムは、Mutron製の省エネ制御技術がシステム全体を統括し、社内空調や要冷機などの制御を最適化するほか、村田製作所製の蓄電池システムとも連携し、エネルギー管理の効率化を行います。運用実績を蓄積し、本システムの実効性を高め、2023年以降に生産拠点を含むグループ内複数拠点への導入を進め、電力供給網への供給負荷を軽減し、電力供給の安定化に貢献していきます。

今後も村田製作所グループは国内・海外拠点におけるエネルギー利用の効率化を行い、気候変動対策に向けた取り組みを進めていきます。

本システムの概要

所在地
京都府長岡京市東神足1丁目10番1号
稼働日
7月10日
蓄電池容量
407kwh
年間CO2削減効果
203トン
システム制御項目
 空調、照明、蓄電池の電力状況

制御の仕組み

村田製作所グループはグローバルの社会課題解決に貢献するために、「気候変動対策の強化」をマテリアリティ(重要課題)として設定し、再生可能エネルギーの導入促進の取り組みを進めています。グループ全体の温室効果ガス削減の総量目標を実現する事業運営を行い、各事業所で省エネルギー化・再生可能エネルギーの利用を促進する投資を積極的に行っています。

関連情報

ムラタのマテリアリティについて
気候変動対策について


Mutronについて

Mutronは、人工知能によるエネルギーマネージメント・ファシリティマネジメントを実行するプログラムを設計・開発・提供するシステムデベロッパーです。刻一刻と変化する環境・設備データを取得し、独自の人工知能により、予測・最適化モデルを構築し、お客様に提供しています。蓄積されたデータをさらに分析することで唯一無二のシステムを創出し、脱炭素社会の実現に貢献していきます。

ムラタについて

村田製作所はセラミックスをベースとした電子部品の開発・生産・販売を行っている世界的な総合電子部品メーカーです。独自に開発、蓄積している材料開発、プロセス開発、商品設計、生産技術、それらをサポートするソフトウェアや分析・評価などの技術基盤で独創的な製品を創出し、エレクトロニクス社会の発展に貢献していきます。

村田製作所トップページを見る

カテゴリや発表年別で見る

カテゴリ別


発表年別