成長戦略②
4つの経営変革の実行

①社会価値と経済価値の好循環を生み出す経営

ムラタは持続可能な社会の実現への貢献を利益創出と同軸で捉え、イノベーションを通じてお客様や社会に対して価値を創造し、提供し続けるとともに、生み出した利益を再投資してさらなる価値創出に結び付けていくことで、「社会価値と経済価値の好循環」を実現していきます。また、社会課題解決に積極的に取り組むことにより、事業の競争力強化にもつなげていきます。

事業を通じた
社会課題解決への貢献

通信
通信技術の進展により広がる社会のインフラ構築に貢献
SDGs 9 SDGs 17
環境
気候変動や資源エネルギー不足を解決する事業を創出し、地球環境問題へ貢献
SDGs 7 SDGs 12 SDGs 13
モビリティ
安全な交通社会、新しい都市形成の実現に貢献

SDGs 3 SDGs 11
ウェルネス
すべての人が健康に豊かな人生を送ることができる社会への貢献
SDGs 3

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②自律分散型の組織運営の実践

昨今の外部環境の急速な変化や事業規模の拡大にともない、従業員一人ひとりが全体最適や変化への対応を意識した上で、主体的に考え、スピーディに各現場で決断し行動する重要性が高まっています。「自律性」「全体性」「進歩性」の三つを兼ね備え、各人がやりがいと成長をより実感できる組織運営を目指していきます。

重視する3つの視点

自律性

経営環境や経営状況、中長期方針をはじめとする、経営に関する情報の適時適切な発信と共有

進歩性

経営環境は常に変化することを前提とし、変化に対応しながら前進していくためのインテリジェンス機能の向上

全体性

個別最適(サイロ化)に陥らないための、各部門の責任者や全社横断で物事を判断するコーポレート機能による、各現場の自立支援と適切なガバナンスの両立

③仮説思考にもとづく変化対応型経営

激化する環境変化の中でも、受け身でなく、将来起こり得ることについて仮説を立てて備え、変化に応じて柔軟に軌道修正を行う変化対応型の事業経営を実践します。各機能、各組織が将来に対する情報収集、議論、アクション、モニタリングを継続的に実行し、環境変化への感度を高め、変化対応力を強化していきます。

④デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進

ムラタではデジタルトランスフォーメーション(DX)を「ムラタ内外の人・組織(業務)を、デジタルで縦横無尽につなぎ、プロセスを短く、早く、かつ見える化を進めることで、飛躍的に顧客価値と競争力の向上をドライブし続けるもの」と定義し、変革のための取り組みを加速させていきます。

全社DXの戦略推進組織を新設し、実行組織とともに強化領域と基盤領域のあるべき姿の実現に向け、全体的なデジタル推進を加速していきます。

強化領域
  • R&D:要素技術の進化と新たな技術発掘をAI・MI (Machine Intelligence (機械知能))を活用して加速させる
  • ECM・SCM:10年先を見越したモノづくりのあり方を構想し、ECM・SCMを含めた広後モノづくりを変革する
  • 顧客接点:お客様とのつながりを個別からEnd to End視点で強化し、新しい価値を協働で創出する
  • 経営管理:事業ポートフォリオ経営推進、変化対応力向上のために経営管理を高度化する
基盤領域
  • DX人材・ITプラットフォーム:DX基盤として、デジタル人材強化とITインフラ整備に戦略的投資を続ける

※ECM・SCM:エンジニアリングチェーンマネジメント/サプライチェーンマネジメント

ムラタのDX方針

デジタル基盤の継続投資、デジタル活用の徹底で時間当たり生産性を向上。データ利活用を促進、業務をつなぎ新たな価値を創出する。さらには3層目ポートフォリオ領域にも貢献していく。これらの実行・実践を通じて変革を起こし続ける企業風土を醸成する。

DX人材強化

ビックデータ・AI活用による業務価値向上

業務のありたい姿をデータで再現

End to End視点の価値創出

デジタル基盤

DX人材とITプラット
フォームへ戦略的投資
x
データをつなぎ、業務をつないで価値を生む

新価値創出


合理化・時間短縮

デジタル導入による時間当たり生産性向上
ITプラットフォーム整備

既存ツールの徹底活用

定型業務の自動化

コミュニケーションの質向上